プラス目の病気

ドライアイ

ドライアイ

パソコンを利用している人の3人に1人程度の割合でドライアイになっているといわれています。テレビやパソコンなど、私たちの生活には欠かせないものになっていますが、長時間見続けたり、集中してまばたきが減ってしまうことで眼には大きなダメージを与えています。知らず知らずのうちにドライアイが進行してしまっている人も多いようです。あなたの目は大丈夫ですか?


「ドライアイ」とは

眼を覆っている涙は、外からばい菌などが進入するのを防ぎ、乾燥を防ぐという役割りがあり、涙の成分には水分と油分が含まれています。油分は、眼を覆っている水分のさらに表面をコーティングすることで水分の蒸発を防いでいます。しかし、”ドライアイ”になると、油分・水分が全体的に足りなくなったり、油分がしっかりとコーティングできなくなったり、涙の分泌機能が正常に働かなくなったりします。そのため、ドライアイになると眼の保護機能が低下してしまい、小さなホコリやゴミが進入して炎症を起こしたり傷ができやすくなってしまいます。

原因と症状

原因

長時間のOA機器を使った作業は、作業空間が乾燥していることが多く、眼を包み込んでいる水分が蒸発しやすく、特にドライアイになりやすい環境です。また、パソコンなどのスクリーン画面を見ているとまばたきの回数が急激に減少し、涙の補給ができなくなってしまいます。その他にも、何らかの疾患が原因であったり、使用している薬の影響で涙量が減少していたり、まばたきの回数が減っているなども大きな原因になっています。また、コンタクトレンズを利用していると、酸素・水分の補給が十分でなくなります。そのため、コンタクトレンズの着用者の2人1人がドライアイになっているとも言われています。


症状

水分が減少するために、眼がしょぼしょぼしたり、頭が痛くなったり、光をまぶしく感じる、ようになるなどの症状が現れます。また、涙が出にくくなる傾向がありますが、症状が軽度であればゴミが入ったときなどの刺激を受けると(刺激性分泌)涙は出てきます。しかし、症状が進行するとこのゴミなどが入ったときにもほとんど涙が出ないという状態になります。また、ド涙を分泌する腺自体が壊れてしまうシェーグレン症候群によってドライアイの症状が出ている場合には、眼だけでなく口や鼻なども乾燥してしまいます。さらに、“ドライ”という名前から、眼が乾燥するものというイメージが強いようですが、涙量を正常に調節できなくなるため、急に涙が止まらなくなる場合もあります。


検査とセルフチェック

検査方法

ドライアイの一般的な検査方法には、涙量の測定をするシルマー検査や涙が乾燥するまでの時間を計測するBUT検査、涙の減少によって細かい傷ができていないかを調べるフルオレセイン検査やローズベンガル検査があります。シルマー検査は、下まぶたに濾紙を挟み5分間置いた後、濾紙のどこまで涙が染み込んでいるかで涙量を測定します。また、フルオレセイン検査などでは、染色液を点眼して傷ができている部分に色をつけて判断します。

セルフチェック

当てはまるものが多いほどドライアイの可能性が高いと考えられます。

  • 目が疲れやすい
  • 違和感や異物感のような不快感を感じる
  • かゆみがある
  • 充血またはれぼったくなっている
  • 下を向くとかってに涙がでる
  • 物がかすんで見える
  • 目が乾いてしょぼしょぼする
  • 眼が重い
  • 光がまぶしい
  • 目やにの量が多い
  • 痛みがある

治療方法

症状が軽度の場合には、定期的に目をつむって休んだり、パソコンやテレビ画面を目線より下に置くようにします。また、蒸しタオルを目に当てたり、疲れ目を改善するツボを押して刺激したり、室内が乾燥しないように加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干して湿度を保つなど、日常的な改善をしていくのが効果的です。また、市販の目薬や人工涙液の点眼薬を使用して症状を改善するのも効果的です。さらに症状が進んでしまった場合には、涙プラグを利用して目に流れる涙の量を増やしたり、血液から血清点眼を作って症状の改善治療に利用します。