プラス目の病気

白内障

白内障

水晶体が白く濁ってしまうため、白い霧がかかっているように見えてしまうのが特徴の疾患です。原因によって白く濁る場所が違ったり見え方や治療する時期も変ってきます。手術をしなくてもある程度は点眼の治療で進行を遅らせることができますので、症状が軽度のうちに治療を始めると手術をしなくてすむ場合もあります。


症状

白内障というと眼のレンズ部分が白く濁り、だんだんと広がって最終的には見えなくなってしまう、という症状が一般的に広まっているようです。しかし、白く濁る部分は原因や個人によって様々で、視力には余り影響の出ない部分が濁ってくるという場合もあります。水晶体の核部分が白濁したり、核から嚢にかけて楔(くさび)のように濁るタイプ、嚢が白濁するタイプの場合には、すぐに視力に障害となって症状が現れるため、生活にも支障が出やすいといえます。しかし、水晶体の皮質のみに白濁した症状が表れた場合には、視力に影響が現れにくく、生活にも支障がないままである場合もあります。

種類と原因

老人性白内障

加齢に伴い水晶体に含まれるたんぱく質が白く濁ったように変異することが原因で起こります。この老化が原因の白内障が一般的には最も多く見られます。しかし、生活環境の違いや遺伝など、個人個人で発症する年齢には違いがあるため、老齢と呼べない年代の人が発症する場合でもこの老人性白内障に分類されることがあります。犬や猫の白内障でも、この老人性白内障は多く、なりやすい種類が大体で特定されていることから、遺伝性の要素が強いと考えられています。

先天性白内障

生まれつき白濁があったり遺伝によって白内障の可能性が高い場合には先天性と判断されます。生まれつき白濁が見られる場合には、遺伝の他に妊娠・出産時に他の疾患にかかっていたり、何らかの感染症が原因になっている場合もあります。しかし、先天性の場合には、視力に影響が出ない事も多く点眼による治療のみで手術は必要ない場合もあります。

アトピー性白内障

原因がはっきりとしていない白内障の一つですが、アトピー性皮膚炎が顔にも出ている人の場合に起こることの多いタイプです。顔面にアトピーが出ているとかゆみのために眼を強く擦ることが多く、このかゆみとこするといった刺激や知治療に使われるステロイド剤が原因になっているのではないかとも言われています。アトピーが原因の白内障は、かなり若い人にも症状が現れることが多く症状が出てからもかなり早期に視力に影響が出るようになるのが特徴です。

外傷性白内障

水晶体に外から強い衝撃や刺激が加えられることが原因で白く濁ってしまうものです。このタイプの場合には、白濁した部分が視力に影響がない場所であった場合、そこから濁って言う範囲が広がらない場合もあります。目に何かがぶつかったり、頭自体に衝撃が加わった場合などに起こることが多いようです。また、様々な光線が原因になっているものもあります。紫外線や強い赤外線、放射線などが原因でレンズが白くなってしまうもので、加齢性白内障にも大きく関係しているといわれています。中には感電によるものもあります。

治療方法

視力に影響が出にくい場合や、症状が初期の場合には点眼によって進行を遅らせる治療が行われます。しかし、点眼だけでは根本から完全に治すことはできません。そのため、生活に支障が出てしまう恐れがある場合や、手術が可能な状態である場合には、水晶体の白濁を取り除くための手術が行われます。手術には、白濁している核・嚢を超音波で砕いて吸引し、そこに折りたたみ式の人工水晶体を挿入する方法や、水晶体の皮質と核だけを吸引して人人工レンズを挿入する方法があります。熟練医師による手術が行われる病院などでは、日帰りでも受けることができるところもあります。しかし、体力や体調の他に片目だけに白濁が起きている場合等、状況によって治療方法にも違いが出てきますので医師と浴相談して治療方針を決めるようにしましょう。