プラス目の病気

ものもらい

ものもらい

眼にゴミが入った時のようにゴロゴロとした違和感があって、痛みやかゆみを感じる事があるとついつい眼を擦ってしまったりしませんか? 小さい頃に眼を擦ってものもらいになったことのある人も多いと思います。デリケートな部分で、ちょっとしたホコリやゴミでも傷ついたり炎症を起こしてしまいます。


“ものもらい”とは

医学的には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)という眼の疾患です。「めばちこ」と呼ばれる事もあります。瞼の内側に炎症を起こし化膿するため、眼に異物が入っているようなゴロゴロとした異物感や痛みを感じます。炎症や化膿の程度が強い場合には、まぶたが大きく腫れあがったり痛みで眼が開けられなくなる場合もあります。まぶたに傷がついたりまつげの毛穴などから炎症・化膿を起こすものを外麦粒腫といい、マブタの内側にあるマイボーム腺が詰まり、炎症・化膿するものを内麦粒腫といいます。「ものもらい」、という名前ですが人にうつるということありません。ものもらいになると眼帯を付けるのは、細菌感染を防ぎ症状を進行させないように、という理由のほかに光をまぶしく感じることがあるからです。

外麦粒腫

原因

まつげの毛穴にある毛包や汗腺にゴミや皮脂などの汚れが入ったり、目を擦ってしまい瞼のフチなどに細かい傷ができるとその部分から感染し炎症を起こします。このタイプを外麦粒腫といいます。


症状

眼のきわやフチなどに赤みや部分的な痛みを感じます。また、赤くなっている部分を触ると痛みを感じ、炎症が進行すると痛みを感じる部分周辺が腫れてきます。外麦粒腫の場合、炎症を起こしている部分が皮膚の表面に現れ、化膿してから3〜7日程度で表面から膿が排出される事もあります。また、瞼の外側に近い部分が炎症・化膿するため眼全体がはれぼったくなっているように見える場合もあります。


内麦粒腫

原因

瞼の内側にあるマイボーム腺に細菌が感染するタイプです。マイボーム腺からの分泌物で腺の出口が詰まってしまう霰粒腫(さんりゅうしゅ)から炎症を起こす場合もあります。また、マイボーム腺は瞼のかなり上の方まであるため、瞼をひっくり返して見ないと化膿している箇所が分かりづらく、初期段階や小さな炎症の場合にはゴミなどの異物が入っていると勘違いしてしまう事もあります。


症状

外麦粒腫と同じように、細菌感染した部分が赤く痛みを伴います。しかし、瞼の内側のため、軽い炎症を起こしている時点では腫れや赤みなどを確認しづらいのが特徴です。しかし、炎症部分が腫れて黒目に当たるため異物感があったり、外麦粒腫より強い痛みを感じます。また、白眼がぶよぶよと腫れあがる結膜浮腫や涙が止まらなくなるといった症状も見られます。さらに内麦粒腫は、化膿した患部の症状がより重くなることが多く、切開や穿刺の手術によって膿を強制的に排出させなければならない事もあります。


治療方法

眼科での治療法

初期のものもらいの場合には、抗菌薬の入っている点眼駅を処方されます。これを定期的に使用しても症状が改善されにくい進行したものもらいの場合には、点眼と一緒に内服の抗菌剤も併用します。さらに症状が進んだ場合、患部に溜まった膿を排除するためメスや注射針などを使って切開したり膿を取り出したりします。にまた、化膿した部分が大きくなったり、抗菌剤の入った点眼薬は、薬局でも市販されているものがありますので、初期の段階で病院へ時間がない場合には薬剤師さんに相談して点眼薬を購入すると良いでしょう。

ホウ酸水を使った治し方

水にホウ酸を加えて2%濃度のホウ酸水を作ります。このホウ酸水で洗眼したり、ガーゼに染み込ませて患部周辺をなでるようにふきとります。この時、一度使ったホウ酸水が新しいものと混ざらないようにしましょう。また、一度使ったガーゼで他の部分やもう片方の目を拭くと正常な部分にも細菌がついてしまうため避けましょう。ホウ酸が水に溶けにくい場合には、ぬるめのお湯を使うのがお勧めです。